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台湾では古くから先住民族の常備薬として種々の病気に対して幅広く用いられてきました。
ベニクスノキタケ(樟芝)はとても希少であり、乱獲がたたり現在では自然の樟芝は極めて貴重でありキロ当りの取引価格が200万円近くとも言われています。
台湾では近年、樟芝の人工培養技術が進み、従来の漢方薬の使われ方以外に、健康食品として売られ始めています。また国家プロジェクトとして多くの大学、研究所にて樟芝の人工培養の研究、成分の分析、抗癌作用をはじめとする人体への効果の研究が大々的に進められています。
豊富に含まれている多糖類とトリテルペノイドが直接、間接的に癌細胞を攻撃するとの報告もあります。また肝炎ウィルスに対しても効果が認められ注目されています。
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台湾の高山地帯にのみ自生する楠の一種、牛樟樹(ぎゅうしょうじゅ)に寄生する鮮紅色から褐色の多年生キノコである。樟芝は台湾と中国での学名で、一般名はベニクスノキタケと言う。 |
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